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はじめに

         まずはじめに
               福祉文化室室長 河尾豊司

はじめまして。この室、福祉文化室は、本学園の組織改革の一環として、昨年春生まれました、新しい部局のひとつです。この室は、従来の専門性からくる狭い福祉観を払拭して、それでは十分補えなかった福祉領域の1つ、即ち福祉文化領域の開拓を、この学園の中からしてみたいという問題意識、発想に立っている業務分野です。直接の知的障害のある利用者への実践ではなく、利用者への国民的理解の土壌を、とにかく深く豊かに掘り起こし文化的に醸成したいという願いの下にあります。
即ち、知的障害のある人の労働権や文化生活権などを含む幸福追求権保障のためには、皆様との心のバリアーフリーをベースにした連帯が不可欠なのです。
 以上の問題意識と目的を果たすために、本室は、
1)HPでは、学園の長き歴史が収集蓄積してきた、映像資料・文献資料の内から精選した史料をキャプションつきでお届けいたします。

2)目下、最重要課題は、学園百年史の編纂です。これはとても長い年月を要しています。このために膨大な資料整理のボランティアを常時募集しています。現在、一人奉仕くださっています。

3)各種の出版物発行及び調査研究への協力(史資料の提供・検索アドヴァイス他)も、20年来実施中です。更に、映画制作(特に創立者夫妻に焦点をあてた)が、日程に上りつつあります。

4)重要な業務に、国の登録文化財にもなりました本館(仮称「石井亮一・筆子記念館」)を修復するために、巨額の募金事業を展開中の、本館を支える会の事務局も兼務しています。

5)常時、学園の歴史エリア(資料展示室・本館・時に礼拝堂)の見学者への案内役も務めます。見学希望者は本室へお申し込み下さい。

6)市民の人向けに、学園の歴史に学ぶ会を設け、原則として、毎月1回、第3土曜日に、本館の中で2時間、学園をベースにした知的障害の人の歴史の共同学習会を主催しています。今は、8年前から、石井筆子の書き残したものをテキストにして、筆子の思想に迫っています。

7)学園の広報紙(「矢川だより」)と本館支える会の「会報」の編集・発行も担当します。

8)学園の歴史を起点とした知的障害の人の幸福に関するあらゆる、文化的な営為に、業務として果敢積極的にコミットします。

9)以上の活動に対し、初年度一人のスタッフ配置です。応対の不備をお許し下さい。また、読者からの本室への意見・アドヴァイスや、来室してくつろいで行ってくださることも大歓迎です。

執務室は、文化財になりました本館の1階です。
電話:042‐572‐1228です。
以上のように、学園の中で、社会との福祉文化的な関係の重要な部局です。

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